そうすると納めた月数×200円が、将来の年金に上乗せされる 制度。

　・・・ん？400円納めて、200円上乗せ？？

　・・・損してない？？？

　と思われた方もいらっしゃいますでしょう。

　いいえ、得は得です。

　例えば、１年間、付加保険料納めますと、

　400円×12＝4,800円。

　年金に上積みされるのは2,400円。

　でもこれ、もらっている間、毎年です。

　つまり２年もらえば元は取れます。３年目から はプラスに転じるわけです。

　仮に20歳から60歳までずっと続け た方がMAXですが、

　400円×480＝192,000円納めて 、上乗せは１年間の年金で200円×480＝96,000円。

　結構大きいですね。

　国民年金基金等、上乗せ年金制度は他にもありますが、それらの 手軽な「ミニ版」みたいなもの。

　厚生年金適用の方、被扶養配偶者 の方、免除制度をご利用の方以外で、国民年金の保険料のみを納めている方であれば、その期間、何歳からでも申込できます。

　この付加保険料・年金は通常の年金保険料・年金と違い、時代と 共に下がったり上がったりしません。

（今のところですが）。

　ここまで、良いことばかりお話してきましたが、注意点もあります。
 

• 付加保険料は申し込み月から適用（遡って納付できません。法改 正の話はありますが）。またその後も納期通り納めないと権利が喪 失。
• 一般保険料を納期通り（翌月末日）納めていないと、これまた納める権利喪失。
• 基金を既にやっている方は適用されない。

　上記の喪失はあくまで、納付権利が一旦喪失するという話で、それ以前に納めたものはもちろん有効ですし、喪失しても、再度申込が可能で、申込をした月分からまた納められます。

　この「付加保険料・付加年金」、もし興味がある方は、

　お手続き方法、 要件含め詳しくお話します。