まずは、最寄りの社会保険労務士事務所に問い合わせてみようかというお話になるとは存じますが、「年金」の場合、取扱いをしている事務所とそうでない事務所があります。なんて思い立った際、まずはどこの社会保険労務士事務所の門を叩こうかと考えますよね。

企業さんの顧問等をする労務管理業務をやっている事務所は比較的多いのですが、「年金」相談・代行業務を扱う事務所は意外に少なかったりします。珍しいというのではなく、労務管理業務を主にやっている事務所に比べ「少ない」というお話です。

背景は様々であるとは思うのですが、代表的な部分としては、「年金制度は複雑」であり「難しい」という部分も影響しています。

年金を扱わない事務所が「難しいことはやらないから」というのではなく、前職等で会社員の管理職や総務部の事務等をやっていた人が社労士の国家資格試験を受けるパターンが多く、労務管理は扱いやすいけど、年金は法律は詳しいけど、実務は取扱いづらいというのは本音としてはあるのではないでしょうか。

当事務所代表の清水は、上記の例に漏れず、前職としてメーカーでの管理職であったのですが、この社労士事務所を運営するための修行を兼ね、開業前に数年間、年金事務所にお世話になった経緯により、その実務経験とやりがいにより、当事務所では年金業務も労務管理同様の柱としてお請けしておる次第です。

ですので、まずはホームページ等で、年金相談・手続き代行等実施しているかどうかを確認頂くことが宜しいかと存じます。

だいたいの事務所は「初回無料相談」というものを実施していますので、そちらを利用され、実際にお話をしてみるのが宜しいかと存じます。

年金の知識、年金請求代行のスキル等は、あまり心配する必要はないと思います。

前述いたしましたように、年金制度自体が「複雑・難解」なものになっており、その上で敢えて「年金相談・手続き代行業務」を看板に掲げているわけですから、そういう事務所であれば、ある程度、自信を持って、皆様からのアクセスをお待ちしているはずですので。

アクセス頂き、依頼の可否判断として材料にして頂きたいのは、その際の応答の「感触」です。

具体的な一例をお話しますと、

・しっかり相談内容に耳を傾けているか

・説明、会話における応対のテンポは心地よいものであったか

・説明を受け、わからなかった点を再度聴ける雰囲気であったか

等です。

上記皆様、それぞれ感じ方は違うと思います。

いずれ永い付き合いですと、上記はあまり気にならなくなるかも知れません。

ですが、年金依頼業務に関しては、1回の依頼で長くても2ヵ月位で終了し、そのお付き合いの中で、出来る限り不信感を払拭した状態が望まれますよね。

ですので、この「相性」というのは、依頼する上でとても重要になるかと考えます。

また、年金に関しましては、「個人的」な要素の強いものですので、いかに「親身」に向き合ってもらえるかというのも求めるところですよね。

そういった意味でも、電話・メール等の最初の応答で湧き上がる信頼感を道しるべにして頂くのが宜しいかと存じます。

参考にして頂きまして、納得のいく、年金のベストパートナーを見つけて頂けたら幸いです。